KOAの人事制度は、単なる成果主義の制度ではありません。社員の終身雇用を継続して守りながら、年齢・性別・勤続年数・採用方法に関係なく、自発的に能力を高めて成果を上げる人が評価され、より高い処遇を獲得できる制度となっています。成果が認められ、納得できる報酬を得られた時の「有償の働きがい」だけでなく、取り組んでいることに感謝され、褒められ、誇りを感じることができた時の「無償の働きがい」。私たちはこの2つの働きがいを大事にすることで、仲間とともに働く喜びや生きる喜びを追求できる”明るく楽しい職場”を作り上げていきたいと考えています。
一人ひとりの技やノウハウが向上し蓄積され、お客様の評価に結びつく。それがKOAの繁栄と、「一人ひとりの働きがい」につながっていく。そんな人事制度を目指して進化を続けています。
⼈事制度の4つの枠組み
⼈事制度は4つのコアとなる枠組みから構成されています。
- 基本処遇
- 入社いただく方をどのような処遇でお迎えし、どのように処遇していくかを規定。
- ⼈事評価
- 社員をどのように評価するかを規定。人事制度の心臓部であり、個人の組織への貢献を明確にする「目標管理制度」と連動し、目標達成度を評価する成果評価と、求められる能力の習得度を測る能力評価の二つで構成されています。
- 賃金
- 人事評価の結果を反映して、社員の働きがいに直接応える給与および賞与の決定方法を規定。
- 能⼒開発
- 社員の自己啓発を支援し、効果的に人材を育成することを規定。
8つの職群
職群とは、職務遂行能力による区分です。一つの職群に属した社員に対し、経営戦略や組織変更の影響を受けることなく、人事評価、教育、賃金などの制度を継続的に適用するために設けられました。各人の所属する職群は、本人の能力や適性によって会社が決定しますが、本人の希望によって職群を移動することも可能です。この制度により、社員各自のキャリアビジョンを明確化するとともに、専門分野ごとに特化した教育制度を実現しています。
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技術職群
製品開発、材料開発、⽣産設備開発、
基盤技術研究、品質管理 -
営業職群
マーケティング、セールス
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スタッフ職群
総務・⼈事・財務・企画広報・情報システム・法務・CSR推進・知的財産・経営戦略
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設備管理職群
⽣産設備の管理及び保守メンテナンス
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⽣産職群
製品の⽣産活動
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オフィススタッフ職群
定型的事務管理業務
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マネジメント職群
部⾨経営に直接あたる管理監督者
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マイスター職群
職⼈・名⼈
「年功序列」重視から「能⼒・成果」重視へ
人事評価では、能力と成果の二つを重視しています。
- 能⼒評価
- あくまで実務に即した職務遂行レベルを評価基準としています。「どの程度自分の力で職務を遂行できているか」を観察して評価するため、誰の目にも納得しやすいのが特長です。
- 成果評価
- 目標管理制度と連動し、個人の業務目標(成果責任)の達成度合と、組織への貢献度を評価します。
過去の評価基準
現在の評価基準